Cloud One Workload Securityでレポート受信者が(メールアドレスなし)となってしまう場合の対処方法について

Cloud One Workload Securityでレポート受信者が(メールアドレスなし)となってしまう場合の対処方法について

Clock Icon2023.09.15

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こんにちは、シマです。
皆さんはCloud One Workload Security(以降C1WS)のレポート機能を使っていますか?C1WSはトレンドマイクロ社が提供する総合サーバセキュリティサービスで、AWSの観点ではEC2を保護することができるサービスです。C1WSでは定期的にレポートを発行する機能があり、C1WSによって検出された事象のアラートや処理等を定期的にまとめて確認することが可能です。

今回は、C1WSでレポート設定時に少し困ったことがあったので、その事象と解消方法についてまとめます。

発生事象

定期的なレポート発行時には送信先をCloudOneのユーザから選択することが可能ですが、選択しようと思っていたユーザのメールアドレス欄が「(メールアドレスなし)」と表示されてしまっており、想定していた送信先にメール送信がされませんでした。

事象発生手順

1.CloudOneユーザの招待

Cloud Oneのトップ画面から「管理」をクリックします。

左ペインから「ユーザ」をクリックし、「ユーザをアカウントに招待」をクリックします。

招待するメールアドレスの入力、役割から招待するユーザの権限を指定し、「招待の送信」をクリックすることで招待が完了します。

2.招待の受理

招待された方は以下のブログ内の「アカウントの招待受理について」を参照し、招待の受理を行います。

3.レポートの作成

C1WSトップページから「イベントとレポート」をクリックし、「レポートの生成」から「定期レポート」をクリックし、「新規」をクリックします。

レポート送付の頻度を選択し、「次へ」をクリックします。

レポート送付の曜日や時間を設定し、「次へ」をクリックします。

生成するレポートの種類や期間、対象コンピュータを選択し、「次へ」をクリックします。

レポート受信者を設定する画面で「1.CloudOneユーザの招待」にて招待したユーザが「(メールアドレスなし)」となっています。

解決方法その1

解決方法はとても単純です。(メールアドレスなし)となっている招待されたユーザでCloudOneへログインし、CloudOneのトップページからC1WSへ遷移し、C1WSのトップページへアクセスするだけです。

これにより、もう一度管理ユーザがレポート作成を行うと正しくメールアドレスが表示されます。
※下図はモザイクだらけで少しわかりにくいですが、正しく表示されています

推測ですが、過去にCloudOneはログインの仕組みが変わっているため、C1WSトップページを開いたタイミングでCloudOneユーザとの関連付け処理等が実行されているのかもしれません。

解決方法その2

解決方法その1では、招待された方にアクションして頂く必要があります。それが難しいケースの他の方法として連絡先を使う方法があります。まず、次の手順で連絡先を登録します。
C1WSのトップページから「管理」をクリックし、左ペインから「ユーザ管理」、「連絡先」をクリックし、「新規」をクリックします。

表示された画面から、「名前」「メールアドレス」「役割」を設定し、「OK」をクリックします。

再度、前述した「3.レポートの作成」の手順でレポート作成を実施すると、先ほど作成した連絡先が追加されているので、そちらを選択することが可能です。

最後に

C1WSでレポート設定時に少し困ったのでその解決方法について記事にしました。

本記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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